2008年12月

2008-12-21 / 牛が拓く

12月18日の日経新聞夕刊に『牛の拓いた牧場』という記事が載っていました。「蹄耕法」という農地の造成法を開発した斎藤晶(さいとうあきら)氏へのインタビュー記事です。

さいとう・あきら
1928年、山形県生まれ。47年に北海道旭川市に入植。石とササだらけの開拓農業に苦しみ自然に目を向ける。牛の特性と草の生態を生かした「蹄耕法」で、四季折々の変化に富む見事な景観の山地牧場を創造した。
(日経新聞の紹介記事より)

「ササやぶと石山を緑豊かな草地に変えるために、ササを大ざっぱに刈り、火入れをして、そのあとに牧草の種をまいて牛を放すと、牛はササや雑草を食べ、蹄で種を地面に踏み込む。やがて次第に雑草は退化し牧草が残る。」

こうして、他に方法がなくなって切羽つまって斉藤氏が思いついたのが「蹄耕法」です。

こういう方法を思いついただけでも常識にとらわれないすごさを感じますが、さらにすごいのは「牧場はみんなのもの」という考えで開放しているところ。牧場の中には教会や化学物質過敏症の人のための施設まであるそうです。

日本にはまだまだスゴイ人がいますね。

関連情報

牛が拓く牧場(斎藤 晶) / 地湧社
いのちの輝き感じるかい(斎藤 晶) / 地湧社
斎藤晶牧場 / 日本草地畜産種子協会

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2008-12-14 / アイある生活

20年前にPC-DOS4.0の時代からパソコンを始めてから、ずっとPC系のパソコンばかり使ってきましたが、どうしても欲しくなってメインマシンのPCの他に、iMacを買ってしまいました。

  • CPU:2.66GHz Intel Core 2 Duo / 6MB共有二次キャッシュ
  • メモリー:2GB 800MHZ DDR2 SDRAM
  • ディスプレイ:20インチ / 1680x1050ピクセル
  • HDD:500GB SERIAL ATA DRIVE
  • マウス:APPLE WIRELESSS MIGHTY MOUSE
  • キーボード:APPLE WIRELESSS KEYBOARD

ディスプレイ一体型なのでセットアップは超簡単。ワイヤレスマウスとキーボードに電池を入れて、電源コードとLANケーブルをつないで電源を入れるとセットアッププログラムが起動するので、画面の指示の通りに入力するだけでOK。

まずはお気に入りのCDをiTunesのライブラリに入れて、再生しながら(結構音もいいです)とりあえずフリーのアンチウィルスソフトとFirefoxをインストールしました。

今のところはWindowsマシンでサイトの更新作業も続けますが、そのうちMacの方がメインマシンになるかも。

使ってみて

  • とにかくカッコイイ
  • ハードのインターフェースがよくできていて使い勝手がいい。想像以上
  • ディスプレイがきれいで音もいい

ま、しばらくこれで遊んでみます。

関連情報

iMac / Apple Store

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2008年11月

2008-11-16 / ようやく届いた

風邪でダウンしてしまった日、ラジオを聴いていたら古謝美佐子(こじゃみさこ)さんがゲストで出ていました。古謝さんといえば、2001年に『童神』がNHKの『ちゅらさん』の挿入歌に使われて注目された沖縄出身の歌手ですが、その古謝さんが8年ぶりに新しいアルバム『廻る命』を、10月にリリースしました。

『童神』
もともと、1997年に初孫の誕生を前に書いた詞を佐原一哉さん(古謝さんのご主人)の曲につけたもの。「ちゅらさん」で評判になってから花*花、夏川りみ、加藤登紀子らにカバーされ、夏川りみはこの曲で2003年のレコード大賞を受賞しています。

発売開始されてAmazonですぐ注文したのですが、昨日ようやく届きました。アルバムに収録されているのは次の12曲。

  • 天じゃら(てぃんじゃら)
  • ポメロイの山々
  • 太陽ぬ子(てぃだぬふぁ)
  • 黒い雨
  • 黄金ん子(くがにんぐぁ)
  • 海ぬチンボーラ~赤山
  • 夏ぬサンサナー(なちぬサンサナー)
  • 秋の踊り
  • 冬の花影
  • アメイジング・グレイス
  • 国頭サバクイ(くんじゃんサバクイ)
  • 廻る命(みぐるいのち)

古謝さんの詞も佐原さんの曲もいいです。授かったもの、命あるものに対するいとおしさと、それを壊そうとするものに対する静かな抗議に満ちたアルバムです。

現在、古謝さんのホームページで視聴できますが、視聴できない『黄金ん子』などもいい曲ですので購入をお勧めします。

関連情報

古謝美佐子 Official Web Site / 古謝さんの公式サイト
アルバム 『廻る命』 / Amazon

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2008-11-9 / アートの力

11月9日放送のNHK「新日曜美術館」で『金沢アートプラットホーム2008』が特集されていました。このイベントは「アートを通して街に新たな魅力を引き出そうという試み」で、主催は金沢21世紀美術館ですが、参加アーティスト19人の他に多くの市民が作品作りに参加しています。

子供から年寄りまで作品作りに参加した丸山純子の作品「空中花街道」などを見ていた感じたのは、「アート」というのは特別な才能のある芸術家だけのものではなく、一人ひとりがそのことで何かを感じたり、何かに思いをはせることができればそれが「アート」なのだ、ということです。

感じること、思うこと、考えることの<きっかけ>として、もっと身近にあるのがアートであり、いま「芸術」としてカテゴライズされているものも、元々はもっとプリミティブなものだったということに気づかされる番組でした。

関連情報

NHK 新日曜美術館 / 番組サイト
金沢21世紀美術館 / 公式サイト
金沢アートプラットホーム2008 / イベントの公式サイト
越後妻有アートトリエンアーレ / 3年に1回開催。こちらもスゴイ。

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2008-11-1 / 没後10年

ちょうど1年くらい前にも書いた須賀敦子さんですが、今年で没後10年、『芸術新潮』10月号でも特集されたりして、その人気は深まるばかりのようです。

24歳の時にはじめてイタリアを訪れ、29歳からの13年間をイタリアで暮らした須賀敦子。日本に帰ったあとも、彼女の目や心は、イタリアの人や町や芸術と深いところでつながっていた。フラ・アンジェリコ、シエナの坂道、アッシジの町の夕景色-55歳を超えてから、あふれだすように綴られた遠い日々。没後10年を機に、須賀敦子の目に、心に刻まれたものをご紹介します。(『芸術新潮』10月号 特集ページから)

須賀さんの著作は、河出書房新社で『須賀敦子全集(全8巻)』として文庫化されていますのでこちらをお勧めしますが、『芸術新潮』の特集でも須賀さんの文章のごくごく一部に触れることはできます。

また、2006年からBS朝日で『イタリアへ 須賀敦子 静かなる魂の旅』としてTVエッセイの形で放送もされています。原田知世さんの朗読、湯浅真由美さんのナレーション、そしてバックに流れる今井信子さんのヴィオラ、すべていいです。11月15日にはその第3回目として、『最終話 ローマとナポリの果てに』が放送予定です。こちらもお勧めです。

関連情報

イタリアへ 須賀敦子 静かなる魂の旅 / 番組のページ
須賀敦子全集 全8巻 / Amazon.co.jp
芸術新潮 2008年 10月号 / Amazon.co.jp

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2008年9月

2008-9-23 / 自分で考える

3週間くらい前、NHK BS1の「未来への提言」シリーズで、「思想家ノーム・チョムスキー ~真の民主主義を育てる~」という番組がありました。

同時多発テロから7年、イラク戦争などアメリカの外交政策を厳しく批判してきた世界的な言語学者で思想家のノーム・チョムスキー博士に真の民主主義を育む教育について聞く(番組紹介から)。

番組の中で、博士が学んだオークレーン小学校の教育方針が紹介されていました。

それは

  • ものごとをウノミにさせない
  • 自分で考える力をつける手伝いをする

というもので、容器に水を注ぐようなやり方は教育ではないと言っていました。

今の日本の教育、特に初等教育は、「注がれる水を素直にウノミにする」子供が評価され、自分で考える子供が異端児扱いされているような気がします。「思考停止」したまま大人になったら一体どんな大人になるのでしょうか。そしてそんな大人ばかりだったら一体どんな社会になるのでしょう。

番組の最後で「民主主義の未来を切り開くキーワードは?」と聞かれた博士が「それは『希望』である」と言ったあと、次のような言葉で締めくくりました。

民主主義の根幹は自分たちの問題を自分たちで考えること。民主主義の未来は私たち一人ひとりの行動にかかっている。

まだ小中学生の子供をお持ちの皆さん、子供が教師や親の言うことを聞かないからといって嘆くのはやめましょう。そんな子供たちが未来を切り開いてくれるはずです。

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2008年8月

2008-8-24 / そっと背中を押す

8月10日、NHK BS2の「あなたのアンコール」で、「馬場俊英ライブ~野音でピース!~」が再放送されました。

今年の夏は急な仕事が入ったり個人的にいろいろあったりでなかなか休めなかったのですが、この日はちょうど見ることができました。

番組で流れた曲

  • 君はレースの途中のランナー
  • 陽炎
  • ただ君を待つ
  • 今日も君が好き
  • 小さな頃のように
  • スタートライン
  • ロードショーのあのメロディ
  • 働楽~ドウラク
  • オセロゲーム
  • ボーイズ・オン・ザ・サン
  • 君の中の少年

たぶんこれで全部だと思いますが...

これから人生の困難に直面しようとしている人、いま直面している人、かつて直面し、それを乗り越えてきた人。

そんな人たちの背中をそっと押してくれる、さまざまな年代のさまざまな人々の共感を得られる、そんな歌でした。

客席の観客たちの表情が何よりもそれを物語っていたと思います。

関連情報

馬場俊英公式サイト
馬場俊英のブログ

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2008年7月

2008-7-27 / 奇跡のまち

7月22日、NHK BShiで「里山 いのち萌ゆる森~今森光彦と見つめる雑木林~」という番組がありました。

これまでに、

  • 1998年 ハイビジョンスペシャル『琵琶湖畔・里山の四季』
  • 1999年 NHKスペシャル『映像詩 里山 覚えていますか ふるさとの風景』
  • 2004年 NHKスペシャル『映像詩 里山 命めぐる水辺』

の3回放送されていますが、今回初めて見ました。

撮影場所は、滋賀県琵琶湖の湖西地区にある高島市。山と森と水に恵まれたところです。以前、別の番組でも高島市の人たちの暮らしを見たことがあって、一度は行ってみたいと思っていました。

今の日本に、こんなに自然と人々の暮らしが調和している場所があることが奇跡のように思える、そんなところです。受け継がれてきたものは里山の自然だけでなく、日々の暮らしや行事などの文化そのものなのだということがよく分る放送でした。

撮影がまたすばらしく、いったいどうやって撮ったのだろうと思うような映像と、蜂の羽音からトチの実が枯葉の上に落ちる音まで再現されていて、感動モノでした。

平日の昼間ですが、30日の14:00から15:30まで再放送されます。また東京の大丸ミュージアムでは、8月14日から9月1日まで、今森光彦氏の写真展が開催されます。

関連情報

高島市 / 市のホームページ
今森光彦写真展 「里山」 / 大丸ミュージアム

2008-7-13 / コトバの組立

なかなかウマイというかオモシロイ表現の本に出会いました。石田 千さんの『踏切みやげ』という本です。以前『ぽっぺん』という作品を読んだ時はあまり感じなかったのですが、今回のはエッセイだからでしょうか、随所にオモシロイ表現が見られます。

たとえばこんな感じです。

二階の立体交差は、駅と丸井と総合区民会館きゅりあんをむすんでいる。風がつよくまじわって、ボワボワと耳に吹きこむから、ひとの声が聞こえない。
なんでもあるのになんにもない広場で、ほこりっぽいおじさんが熱心に競馬の検討をしている。鳩がおおきくカーブして、四方八方へ飛んでいく。
首の手ぬぐいをはずすと、まだひとごとのような汗がふき出る。
-不きげん仲間(東海道線 大井三ツ又交差点)より

ハワイアンでとろとろ歩くうちに、首の手ぬぐいがすっかりかわき、スーパーマーケットに涼みにはいる。
冷蔵庫の青あおしたにおいがただよう避暑地で、広告をにぎりしめたおじいさんが、これはどこにある。お侍のようにたずねている。
-せみ見本市(東急池上線 御嶽山)より

金もくせいにバターのまじる坂をおりて、踏切にもどると、男の子がしやがんでタバコを吸っていた。
目かげの小道がなくなり、ざくり割らわたおおきな坂道で、風はまだ吹きかたを覚えていない。
-白日の町(東急東横線 代官山)より

蒲與志は、おでんといっしょにかき氷も売っている。いろんなシロップがならぶなかの、コーラ味を見つけてかいてもらう。
透明なちいさなさじですくうと、うがい薬を甘くした味がする。このからだに悪そうな味が好きだったころが、なつかしい。
さいごのひと口を飲んでしまうと、のどから鼻につんとぬけ、記憶も消毒ずみとなった。
-葛飾のアフリカ(京成線 お花茶屋)

足もとのどくだみの花は、一輪しか咲いていないのに、そばに立つと強い香がつつく。
このところ真夏日がつづいていたから、土も草木もまだしおれている。もっと飲めると、雨をあびている。
-どくだみの花(西武国分寺線 恋ヶ窪)

川上弘美さんのエッセイも独特な表現があっておもしろいですが、このエッセイ集もなかなか。

感覚とか気持ちとかいうものは、言葉にしてはじめて相手に伝わるものですが、言葉を組み立てる作家のチカラを感じました。

関連情報

踏切みやげ / 石田 千(平凡社)

2008-7-5 / イイカンジ!

先日AppleのiPhoneを紹介したときに書いたauとadidasのコラボ"au Smart Sports"ですが、いまTVでオンエアされているコマーシャルのバックで流れている曲がイイカンジです。

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歌っているのが2007年にインディーズデビューした「キマグレン」。最近のJPOPではあまりないタイプの、アコースティックでシャレタ曲を作る2人組です。

CMで流れているのは"LIFE"という曲ですが、この曲などもよく特徴がでていると思います。

こちらの「LIFE」特設サイトで、

  • LIFE
  • 相アイ傘
  • SUKI
  • トコシエ
  • 君を忘れない
  • ガンバレロボ
  • BY YOUR SIDE

が視聴できます。

どの曲も軽やかなメロディーラインで、サザンとは違う、新しい湘南サウンドの登場ですね。

関連情報

キマグレン / オフィシャルサイト
キマグレン / 「LIFE」特設サイト
キマグレン LIFE / Amazon.co.jp

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2008年6月

2008-6-22 / ついに発売!!

AppleのiPhoneが、ついに日本でも発売開始! オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国そして米国など22カ国で、7月11日から販売が開始されるそうです。

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去年発表された先代のiPhoneは通信規格の違う日本では使えなかったのですが、今回3G対応にしたことで日本でも使えることになりました。当面、キャリアはソフトバンクだけのようですが、ドコモで使える可能性も残っているようですね。

くわしくはAppleのサイトにありますが、先代のiPhoneの映像でもその使い勝手のよさがわかると思います。

auのadidasとのコラボもおもしろそうだし、ケータイの世界はどんどん広がりを見せていますね。

関連情報

iPhone 3G / Appleのサイト
au Smart Sports / au+adidas のサイト

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2008-6-1 / 理解と感動

5月30日に、NHKBShiのハイビジョンスペシャルで「ロストロポーヴィチ 75歳 最後のドン・キホーテ」という番組が再放送(というか再々放送)されました。昨年4月に亡くなったロストロポーヴィチを偲んでの再放送でしょうね(平日の午前9:00からの放送だったので、妻が録画していたのを見ることができました)。

巨匠ロストロポーヴィチが小澤征爾と挑む交響詩ドン・キホーテの映像詩づくり。チェロを手に旧ソ連から亡命した巨匠は主人公に自らを重ね、最後の演奏に挑む。(番組のサイトから)

作曲したリヒャルト・シュトラウスが曲に込めた思いに肉薄していく氏の姿が丹念に描かれた、すばらしいドキュメントでした。

2002年の演奏だそうで、ロストロポーヴィチとともに演奏者の力を引き出した指揮の小澤征爾もすばらしかったですが、それに答えたサイトウキネンのメンバーもすごい!。

ひとつひとつの楽器の演奏の意味を理解することで感動が深まるということを、再認識しました。

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2008年5月

2008-5-11 / いいですね~

4月4日にNHK総合で放送された「天空の旅人 多胡光純」が、11日の「ぐるっと日本」のなかで再放送されました。

開通から20年になる瀬戸大橋。高度千メートルから超低空まで、モーターパラグライダーで飛びながら撮影したとっておきの映像で、巨大な橋と春の瀬戸内の表情を伝える。(番組のサイトから)

モーターパラグライダーで飛びながら撮影する"Air Photographer"の多胡光純さんが、春の瀬戸大橋沿いに飛びながら撮影した映像番組でしたが、風景に感動して氏が思わず発する言葉が印象的でした。

で、この番組を見ながら今回も思ったのが、「パラグライダー、やってみたい!!」。以前パラグライダーの体験教室に行ったことがあって、関東アリアの教室を探したこともあるのですが、結局そのまま。

毎年事故もあるし若干ちゅうちょしているのですが、こういう映像を見るとやっぱりやってみたくなりますね。

関連情報

天空の旅人 多胡光純 / 多胡さんのサイト

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2008年4月

2008-4-27 / 手仕事

今月の5日からNHKBS-1で始まった番組で、「関口知宏のファーストジャパニーズ」というのがあります。

世界には、その土地に根ざして発展した高い文化や、芸術、産業があります。こうした世界の一流分野の狭き門をくぐり、その新たな担い手として頭角を現す若き日本人がいます。

人生をかけてやりたいことは何なのか。その答えを求めて海を渡り、さまざまな困難を克服し、ついに認められるまでになった開拓者たち。それが「ファーストジャパニーズ」です。(番組のサイトから)

「鉄道の旅」の関口君が、今度は世界で活躍する日本人たちを訪ねます。第1回目が、イタリア・フィレンツェで活躍する日本人初のかばん職人、「大平智生」さん。すでに"CISEI"ブランドで色々なショップで売られているようですが、番組では巨匠チェレリーニ氏の元から不安を抱えながら独立した頃の大平氏を中心に、フィレンツェの職人たちの様子が描かれていました。

フィレンツェは、街のあちらこちらに職人たちの守護聖人の彫像があるような「職人の町」ですが、やはり後継者不足の悩みがあるようでした。一方、親方に可愛がられている鍛冶屋見習いの日本人青年もいたりして、職人としての誇りを持てる人間がいる限り、「手仕事」の世界は続いていくような希望も持てました。

番組はNHK BS-1で毎月第一土曜日、夜10時10分からです。日曜日に再放送もあります。

関連情報

関口知宏のファーストジャパニーズ / NHKの番組サイト

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2008-4-13 / これ、すごいかも

去年1月に発表されると同時に話題になり、6月にアメリカで発売開始されたiPhoneですが、もしかしたらそのライバルになるかもしれない携帯電話です。

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それは、イスラエルのModu社が今年の10月にロシア、イタリア、イスラエルで発売開始予定のモジュール式の携帯電話"Modu"で、単体でも十分に携帯電話として機能しますが、拡張キットを装着することで実に多様な機能が追加されます。

音楽プレーヤーやデジカメとして使えるのはもちろん、ポータブルナビ歩数計+ハートレートモニタ+音楽プレーヤー)としても使えます。

なかでも私が注目したのがこれ

Modu bicycle mate is intended for easy fit on your bicycle when going for a workout or a ride with friends. It includes GPS for navigation and quick-call/answer buttons for communicating with fellow riders with the push of a single button.

つまり自転車用のポータブルナビにもなるし、ワンボタンでサイクリング仲間との通話もできる、というものです。

他にも機能満載!。もちろん専用の拡張キットが必要ですが、iPhoneを上回る高機能。残念ながら日本では発売されないようですが。

関連情報

www.modumobile.com / Modu社のサイト

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2008年3月

2008-3-30 / おとなのOFF

3月30日WOWWOWで、『池波正太郎が愛した旅宿 ~ よい匂いのする一夜』という番組が放送されました。

文豪・池波正太郎が自ら訪れた日本の歴史あるホテルや旅館の素晴らしさを綴った随筆「よい匂いのする一夜」(平凡社コロナ・ブックス)を映像化するスペシャル番組。彼が愛した古き良き時代を偲ばせるクラシックホテルや旅館を訪ね、その珠玉の随筆とともに味わう大人のための極上旅行案内。(番組サイトから)

番組では「日光金谷ホテル」と宮島の「岩惣」がとりあげられていましたが、池波正太郎の本では他に17の日本の宿についてのエッセイが載っています。

  • 大仁温泉 「大仁ホテル」
  • 長野市 「五明館」
  • 京都市 「俵屋」
  • 丹後峰山 「和久伝」
  • 飛騨古川 「蕪水亭」
  • 軽井沢 「万平ホテル」
  • 湯布院 「玉の湯」
  • 倉敷市 「倉敷アイビースクウェア」
  • 寄居 「京亭」
  • 蒲郡市 「蒲郡ホテルと常盤館」
  • 山中温泉 「よしのや依緑園」
  • 箱根 「富士屋ホテル」
  • 伊東市 「龍石」
  • 沼津市 「スカンジナビア」
  • 芦原温泉 「開花亭」
  • 湯河原温泉 「楽山荘」

軽井沢の「万平ホテル」には結婚して間もないころに泊まったことがあり、洋館作りの建物や、部屋の中に古風な足つきのバスタブがあったことを覚えています。

これらのホテルや旅館が、池波さんが泊まった時から30近くたった今もそのままの設備やサービスを維持しているかどうか。

もしそのままのサービスが続いているとしたら、すばらしいですね。

関連情報

よい匂いのする一夜 / WOWWOWの番組サイト
よい匂いのする一夜 / Amazon.co.jp

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2008-3-16 / 江戸時代の脳トレ

"THE NIKKEI MAGAZINE"3月号に、「和算の世界」という記事が載っていました。小学校の時の算数もそうでしたが、方程式をつかわずに未知の数を求めるというのは、結構センスと工夫がいるものです。

当時の日本人たちのすごさは、西洋に先駆けて行列式を発見した関孝和に代表されますが、今日は記事の中にいくつか載っていた問題の中から、二つだけ紹介します。解答を待っています。

ひろいもの設問1(ひろいもの)
碁石を上下左右に拾う。どこから始めてもよいが、斜めや飛び越しはできない。また、同じ線上のものは、遠く離れていても拾うことができるが、後戻りはできない。では、王の形に並べた碁石をすべて拾ってください。

設問2(油分け算)
油が一斗桶(10升桶)に1斗(10升)入っている。この油を7升枡と3升枡を使って2人で等分に分けたい場合、どうすれば分けられますか。

まさに「頭の体操」「脳トレ」ですね。

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2008-3-2 / 突き詰める

先週に続いてNHK『新日曜美術館』の話題。3月2日の放送は『絶対孤独の表現者たち - アウトサイダーアートの世界』という特集でした。

誰にも知らせず、孤独の中、自分で編み出した手法、自分が選んだ素材と題材で、密やかに作り続ける。既成の美意識、社会的評価に惑わされることなく、描きたいから描く。そこにあるのは表現することへの人間の根源的な欲求である。(番組サイトから)

「アウトサイダーアート」とは、フランスの画家ジャン・デュビュッフェが提唱した概念「アール・ブリュット(Art Brut)」からきたもので、「芸術的訓練や芸術家として受け入れた知識に汚されていない、古典芸術や流行のパターンを借りるのでない、創造性の源泉からほとばしる真に自発的な表現」とされています。

放送では、スイス・ローザンヌにある「アール・ビュルット・コレクション」の作品と、日本の作家たちの作品が紹介されていました。

屋根瓦の一枚一枚まで描かれた仮想の町の鳥観図や、全身をトゲトゲで覆われている縄文土器のような澤田真一の陶芸。紙面を埋め尽く戸来貴則の漢字。TV画面ではよくわかりませんでしたが、20年かかって描かれた坂上チユキの作品などは、「突き詰める」ことのすごさを感じさせるものでした。

今回の放送では、旭川美術館で開催中の「アール・ビュルット日本展」を作家の田口ランディさんが訪ねていましたが、このあと、近江八幡(ボーダレス・アートミュージアム、2月-5月)、東京(汐留ミュージアム、6月-7月)と巡回するようです。

汐留ミュージアムでは、5月24日(土)から7月20日(日)まで開催されます。わたしも見に行く行くつもりです。

関連情報

ボーダレス・アートミュジアム / 『アール・ブリュット/交差する魂』展開催中
汐留ミュージアム / 展覧会情報のページ
新日曜美術館 / NHKの番組サイト

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2008年2月

2008-2-24 / イマジネーション

2月24日のNHK『新日曜美術館』で、『茶室誕生 - 陶芸家・樂吉左衞門の挑戦』という特集が組まれていました。

2007年秋、茶の湯文化の長い歴史の中で、画期的な茶室が誕生した。伝統的な数奇屋造りではなく、堅牢なコンクリートで固められ、しかも水中に没したような茶室である。
この前代未聞の茶室を造ったのは、京都に400年余り続く、楽家の当主・十五代樂吉左衞門さん(58歳)。茶室は琵琶湖を臨む滋賀県守山市の佐川美術館に開館した「樂吉左衞門館」に樂さんの作品展示室とともに建てられた。(番組サイトから)

番組を見ながら感じたのは、モノを創造するには、何よりも「想像力」が大事だということでした。

陶芸家としての樂吉左衞門氏が、マテリアルとしての石やコンクリート、木材、そして建物を取り巻く環境としての水や植物までを融合させる過程は、まさに氏の「想像する力」を感じさせるものでした。

特に、若いころに見たル・コルビジェの「ロンシャンの礼拝堂」に触発され、その後ずっと心の中にあったという光の使い方がヨカッタですね。

関連情報

新日曜美術館 / NHKの番組サイト

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2008-2-16 / いい感じ

イギリスの電話会社に"TalkTalk"というのがあります。ここのTVCMがしゃれてていい感じです。

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動きのある人文字のシリーズで、他にもいくつか"Youtube"にあります。関連情報にある"Let's do it together"なんか、本当によくできています。

日本ではボードを使った人文字が主流ですが、動きをつけるとぐっとおもしろくなりますね。

関連情報

TalkTalk.co.uk / TalkTalkのサイト
TalkTalk / Youtube / TalkTalk "Let's do it together"
TalkTalk / Youtube / TalkTalk "Lightbulb"
TalkTalk / Youtube / TalkTalk "Police Chase"
TalkTalk / Youtube / TalkTalk "Flower"

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2008-2-10 / 無名の人々

2月10日、NHK BShiで午後1時から4時まで、『ハイビジョンスペシャル - 西本願寺御影堂大修復』のシリーズ5作目から7作目までがまとめて放送されました。

  • 午後1:00-2:01 - 平成の瓦葺(ふ)き師 大屋根に挑む -
  • 京都の瓦葺き師が世界最大級・11万5千枚の大瓦屋根に挑む。伝統に裏打ちされた大がかりで繊細な技と美の記録。
  • 午後2:01-3:02 - 大屋根復活 -
  • 壮大な大屋根の要・巨大な獅子口瓦の取り付けと、建物内部の彩色装飾の復元を記録し、屋根工事の完成までを追う。
  • 午後3:05-3:58 - 伝統は受け継がれるか -
  • 壁や畳、和紙等の補修は後継者や材料不足に直面している。厳しい状況下に未来へ技をつなごうと奮闘する職人を描く。

日本の文化のすばらしさと文化財保護の困難さを感じさせる内容でしたが、どの作業にも共通しているのは、無名の職人たちが誇りを持って仕事に打ち込んでいる姿でした。

世界遺産登録もいいけれど、先人たちから受け継いだ大事な資産を後世に伝えていくのは、職人たちの自助努力だけでは不可能でしょう。こういう事にこそ、政府や行政の力が必要と思います。

関連情報

西本願寺御影堂大修復 / 西本願寺公式サイト

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2008-2-2 / もうすぐ終わり

去年の12月から、東京の岩波ホールで『サラエボの花』という映画が公開されています。2006年ベルリン映画祭金熊賞(グランプリ)のボスニア・ヘルツェゴヴィナ映画です。監督は、10代を紛争の真只中のサラエボで生きた弱冠32歳の女性監督、ヤスミラ・ジュバニッチ

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私のへたな解説より、サッカー日本代表の前監督イヴィチャ・オシム氏が、倒れる3日前に映画に寄せた言葉を紹介します。

この映画は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ全域、首都サラエヴォ、そしてサラエヴォの一角、グルバヴィッツァで20世紀、人類として恥じるべき、また運命的な悲劇が繰り広げられた物語を語るなかで、人類は二度と決してこのような悲劇をいっときも、いかなる場所においても繰り返してはならないというメッセージを発している。
グルヴァヴィッァは、20世紀、人類の良心モラルがかき消され、憎悪心にあやつられた武装兵士たちによって計画的に組織された民間へのレイプ行為が繰り広げられたことで、この紛争の一大悲劇の舞台となり、世界史上においても類なく稀な場所となってしまった。
ベルリン映画祭で最高賞を受賞したこの映画は、自活しているシングルマザーのエスマと娘、サラの生活を通し、母親エスマの娘サラに対する2つの心の葛藤:キャンプで武装兵士によって犯され、生まれた自分の娘に対する測り知れない愛、一方レイプした武装兵士たちを憎しみ、留まることを知らない恐怖心、トラウマに駆られている自分自身を描いている。

岩波ホールでの公開は2月8日までです。この手の映画はマイナーな映画館でしか公開されないのでついつい見逃してしまいますが、時間があればどうぞ。

関連情報

サラエボの花 / 映画公式サイト
ジュバニッチ監督に聞く / インターネット新聞"JanJan"のページ

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2008年1月

2008-1-26 / またまた

4週続けて"Apple"ネタです。今回は、10年以上前に、当時瀕死の状態にあった"Apple"が打ったCMです。

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「違う考え方をしよう」 - "Think Different"というのは、再びCEOに就任したスティーブ・ジョブズが打ち出したメッセージです。CMで登場するのは、

  • アルバート・アインシュタイン
  • ボブ・ディラン
  • マーチン・ルーサー・キング牧師
  • バージングループ会長のリチャード・ブランソン
  • ジョン・レノン
  • "geodesic dome"で有名な建築家 バックミンスター・フューラー
  • トーマス・エジソン
  • モハメド・アリ
  • CNN創業者のテッド・ターナー
  • マリア・カラス
  • マハトマ・ガンジー
  • 女性初の飛行士 アメリア・エアハート
  • アルフレド・ヒチコック
  • モダンダンスの開拓者 マーサ・グラハム
  • セサミストリートで有名な人形師 ジム・ヘンソン
  • フランク・ロイド・ライト
  • パブロ・ピカソ

です。

Here's to the crazy ones.
The misfits.
The rebels.
The troublemakers.
The round pegs in the square holes.
The ones who see things differently.

They're not fond of rules.
And they have no respect for the status quo.
You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them.
About the only thing you can’t do is ignore them.
Because they change things.
They push the human race forward.

And while some may see them as the crazy ones,
We see genius.
Because the people who are crazy enough to think
they can change the world,
Are the ones who do.

これがメッセージの内容です。日本語訳はこんな感じ。

クレージーな人たちがいる
反逆者、やっかい者と呼ばれる人たち
四角い穴の丸い杭
物事を違う目で見る人たち

彼らは規則が嫌いで、現状維持に興味がない
あなたたちは、彼らに共感することも、
反対することも、賞賛することも、けなすこともできる
しかし、彼らを無視することはできない
なぜなら、彼らは物事を変え、人類を前進させたからだ

彼らをクレージーという人たちもいるが、
私たちは彼らを天才だと思う
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、
本当に世界を変えているのだから

倒産の危機のなかで、当時の"Apple"には「違う考え方」しかなかった。それがいまの好調を生んだ原動力だったのですね。

皆が閉塞感や無力感にとらわれていても、「変えられる」と信じることができれば変えることができる、そんなことを考えさせられるCMです。

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2008-1-19 / 出た!!

アップルがアメリカの"MacWorld"で発表した超薄型ノート"MacBook Air"が、1月16日、日本でも発売開始されました。

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ついに出た!という感じの製品で、このCM映像もその特徴(世界最薄、最軽量)を良く表していると思いますが、本当にすごいのはそれだけではありません。

マルチタッチテクノロジーを採用した大型のトラックパッドが搭載されています。二本の指でつまむ、スワイプする、テキストを回転して拡大する。画像を調整するのも指先で。iPod touchでおなじみの操作をMacBook Airでも体験できます。
超高速802.11n2とBluetooth 2.1 + EDRの両方のワイヤレステクノロジーを標準搭載。ますます広がるワイヤレスの世界をフルに活用できます。

で、何よりすごいと思うのがコレ。

画期的な新機能、Remote Discを使えば、近くにあるMacやWindows PCのDVDドライブとCDドライブにアクセスできます。(以上、"Apple Store"から)

13インチ、1.6GHzで税込み229,800円なのでWindows PCよりは高いですが、それだけの価値はありそうです。

3週続けて"Apple"ネタになってしまいましたが、それだけ魅力的な製品が多いということですね。

関連情報

Macbook Air / "Apple Store"のページ。

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2008-1-14 / 続いて

先週に続いてCMの話題。2006年7月にアメリカで、10月には日本でも発売が開始された"Nike + iPod Sport Kit"。去年の東京マラソンでも多くの人が使って評判になったようですが、その"Nike + iPod"のTVCMが、いまオンエアされています。

CMのタイトルが"RUN REVOLUTION"(ラン革命に参加せよ)というもので、2月17日開催の「東京マラソン2008」に合わせてのオンエアでしょうね。

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Nike + iPod Sport Kitを使えば、iPod nanoがあなたの専用トレーナーに早変わり。Nike+シューズに装着するワイヤレスセンサとiPod nanoに接続する専用ワイヤレスレシーバの組み合わせにより、ワークアウト中の様々な情報をiPod nanoの液晶画面に表示したり、コンピュータ(MacとWindows PCに対応)で管理することも可能(Apple Storeから)

例によってCMの中には有名選手が何人か入っているようですが、私はあまり詳しくないので、為末や室伏くらいしか分かりませんでした。皆さん、何人くらい分かります?

関連情報

Nike + iPod Sport Kit / "Apple Store"のページ。使い方が載っています。

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2008-1-5 / コレイイネ

いまTVで、"Apple iPod Nano"のコマーシャルが流れています。Appleらしい、しゃれたCMです。

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4GB対応が17,800円、8GB対応が23,800円。8GBの製品には、ホワイト、ブルー、グリーン、ブラック、レッドの5色。コマーシャルでも分かるように、ビデオ再生もOK。特にさすがと思わせるのが、操作性の良さ。

iPod touchもイイし、迷うなあ。

関連情報

iPod Nano / The Apple Store
iTunes / iPod + iTunes

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2008-1-1 / いいなあ...

BS日テレで、去年の10月から毎週日曜夜8時から『小さな村の物語 イタリア』という番組が放送されています。

大地に根ざして働く、土地の気候や風土に暮らしのリズムを合わせて生きる。海なら海、山なら山、平地なら平地。幾多の歴史の中で、美しく暮らすとはどういうことなのか。地上波では実現出来ない時間の流れを大切にしています。(番組制作のテレコムスタッフのサイトから)

これまでの放送では

  • 第1回:ラベッロ/カンパーニャ州
  • 第2回:チステルニーノ/プーリア州
  • 第3回:コッリチェッラ/カンパーニャ州
  • 第4回:ベヴァーニャ/ウンブリア州
  • 第5回:チッタ・デ・カステッロ/ウンブリア州
  • 第6回:ピエンツァ/トスカーナ州
  • 第7回:アプリカーレ/リグリア州

を訪ねています。

普通のツアーでは絶対行かないような小さな町や村ばかりですが、どこもいい感じです。日々忙しくしていると、少々不便でもこういうところで1ヶ月くらい暮らせたらいいなあ、と思います。

共通しているのは、そこで生活している人たちが、毎日を変わりなく暮らせることの幸せに満ちていること。そして、どこの村も年寄りが元気なこと。

三上博史の語りも番組にピッタリですが、番組のオープニングとエンディングで流れる音楽もいいです。"L'appuntamento"(ラ・プンタメント)「逢いびき」という曲です。この曲、映画『オーシャンズトウェルブ』のオープニングで使われてました。

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この歌を聴いていると、中学生か高校生のころ観たジリオラ・チンクエッティの映画"DIO COME TI AMO"(愛は限りなく)を思い出します。映画の中でチンクエッティが歌ったのは

  • Non Ho L'eta(夢見る想い)
  • IL PRIMO BACIO CHE DARO(はじめてのキッス)
  • CARO COME TE(愛はすぐそこに)
  • NAPOLI,FORTUNA MIA (ナポリは恋人)
  • HO BISOGNO DI VEDERTI(あこがれはいつも心に)
  • ANEMA E CORE(アネマ・エ・コーレ)

でした。チンクエッティのCDはAmazonでも品切れで入手不可能。ですが、こんな映像が"Youtube"で見つかりました。画像も音声も荒れていますが、懐かしくてぐっときます。

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関連情報

小さな村の物語 イタリア / BS日テレ番組サイト
イタリアン・ポップス・ベスト・セレクション / ラ・プンタメントが入ってます
POP! ITALIANO / イタリアン・ポップスのCD、DVD作品をアーティスト別に紹介

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