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"はじめてみよう水彩スケッチ"に書きましたが、以下の画材がオススメです。
水入れはペットボトルで十分。筆洗は「フィールドボックス」でしたら蓋が筆洗になるので必要ないです。
写真と対比しながら、構図の決め方を説明します。
たとえばこんな風景を見て、どういうふうにスケッチするか。「とにかく端から描き始める」という方法もありますが、ちょっと待ってください。
スケッチブックという限られたスペースに感じたものを表現するには、いきなり描き始める前に、描きたいものをしっかりイメージする必要があります。そして実はここが一番のポイントです。
描きたいところが決まったらそれをスケッチするわけですが、その時、基準になるものを紙の中心から少しずらすことがコツです。たとえば地表面のラインは中心より少し上か下にもってきます。また、ポイントとなるものは左右の中心から少しずらします。
実際のスケッチの中から、いくつか挙げておきます。
『見てすぐ描ける スケッチの構図』から、構図を決めるためのキーワードをいくつかご紹介します。詳しくは本を見てください。
頭の中に描きたい部分がしっかりイメージできたら、いよいよデッサンします。描く順番は、一言でいえば描きやすい順でいいのですが、手前にあるもの、ポイントになるものから描く、というのが基本です。
今回は「ピグマ グラフィック(黒・1.0mm)」で描いています。"どうやって描いてるの"にも書いたとおり、描き方次第でいろいろなニュアンスの線が描けるペンです。
描きたい範囲をスケッチブックの上にイメージします。はじめのうちは、鉛筆でアタリをつけてもいいでしょう。
次に、地平線に沿って左から右へ(左利きの場合は右から左へ)、見えているものを順に描いていきます。この時、描こうとする範囲がうまく紙の上におさまるように、バランスを見ながら描いていきましょう。
地平線上にあるものが描けたら、手前にあるものを描きたします。
普通は手前にあるものから描くのが基本ですが、遠景の場合はこういう描き方の方がバランスがとりやすいです。最後に、窓など細かいところを描きます。
今回の例は遠景の風景なのであまり意識しないで良いのですが、建物を描くときには目線の高さを意識することが大事です。以下の例で、目線がどこにあるかわかりますか。デッサンを始める前に、まず目線の高さを意識しましょう。これがキチンとしていないと、どこか変な絵になります。
彩色は、明るい色から暗い色へ、薄い色から濃い色へ、というのが基本です。なぜなら、多くの色を混ぜれば混ぜるほど暗く、きたなくなるからです。特に明るい色を作るときは注意しましょう。
次に遠景の森から手前に、塗っていきます。この例ではあまり濃淡をつけていませんが、遠景は薄く、近景は濃く塗ると遠近感が出ます。
最後に空を塗ります(薄い色なので画面では色があまり出ていません)。
教科書では最初に空を塗るように書いてあるものが多いのですが、空の描き方もいろいろあるので、全体のバランスを見て最後に塗ります。
サインの位置も、全体のバランスをよく見て決めます。普通は右下が多いと思いますが、今回は左の少し空いているところにサイン。
今回の例では、いろいろな緑色が使われています。でも、使っている緑色の絵の具は「サップグリーン」1色です。
上は明るい緑色の作り方。使うのは「サップグリーン」と「パーマネントイエロー」。基本となるサップグリーンにパーマネントイエローを徐々に加えていくと、だんだん明るくなります。
下は暗い緑色の作り方。基本は同じく「サップグリーン」。これに「ペインズグレー」を徐々に加えていって、暗くしていきます。
グレーは「補色」の組合せで作ります。わたしは「ペインズグレー」と「セピア」を使うことが多いです。ペインズグレーにセピアを徐々に加えていくと、青っぽいグレーからこげ茶に近いグレーまで、いろいろ作れます。
初心者の方に参考になる本とサイトをご紹介します。
Yutubeにもたくさん情報があります。たとえば
など。